11日に鹿児島市でおきた今回の事故で運転していた女性は84歳で、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しています。
交通心理学が専門の九州大学の志堂寺和則教授は、「高齢者になると踏み間違えが多くなる」と話します。
(志堂寺和則教授)「アクセルペダルの踏み間違いは、全国で年間約3000件。ドライバーの年齢だと1番多いのは70代。高齢者は若いころは何気なくできていたことが、手間取ったりうっかりミスをしたり、どうしてもミスは年齢が上がると出てくる。(踏み間違いは)そのうちのひとつと考えることもできる」
志堂寺教授は、高齢になり自分の運転に不安を感じるようになったら、運転免許の返納についても考えるべきと話します。
(志堂寺和則教授)「例えば、自分で運転していて、前はスイスイ走れたのが走れなくなったとか、最近こするといった小さな事故が生じたり、運転に不安を感じるようになったら免許返納を考えるべき」
警察は運転していた女性の回復を待って、過失運転致死傷の疑いも視野に調べることにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。