秋が深まると気になる「乾燥」についてです。

■乾燥 各地でカサカサ実感 皮膚科医のオススメ対策は

井上貴博キャスター:
気象情報サービスのウェザーニュースが10月18~19日に行ったお肌の調子についてのアンケートです。

【最近の肌の調子について「カサカサ」などと答えた人】
・北海道:67%
・東北:60%
・関東:46%
・中部:51%
・中国:53%
・近畿:47%
・四国:40%
・九州:47%
・沖縄:32%

これから乾燥が気になる季節がやってきます。早稲田通り皮フ科 荻原麻里院長に乾燥肌について聞きました。

【乾燥肌になる条件は?】
▼肌に最適な湿度40~60%
→湿度30%以下は要注意。角質層の水分が蒸発しやすくなるため
▼1日の寒暖差10度以上
→自律神経の乱れで肌のバランスが崩れる

13日の予想最小湿度は ▼前橋31% ▼東京39% ▼岐阜28% ▼名古屋31%と、各地で空気が乾燥するとみられます。

■乾燥肌対策は “なで洗い” 保湿は回数が多ければ多いほどOK

乾燥肌の対策について、早稲田通り皮フ科 荻原院長によりますと▼保湿ケアは回数が多いほどいい ▼湿度管理をしっかりと。暖房器具を使用する場合は加湿器を併用するのがよいそうです。さらに「入浴時には肌を強くゴシゴシ洗うのはNG。乾燥から守るバリア機能が低下する可能性もある」といいます。

早稲田通り皮フ科 荻原麻里院長:
泡を使って “なで洗う”ようなイメージで優しく洗うと刺激がかからず、バリアも維持されます。さらにタオルで拭くときも優しく抑えるようにすると肌への負担は少なくなります。

ホラン千秋キャスター:
体を洗う順番について、湯船に入る前と後、どちらが乾燥しやすいのでしょうか。

早稲田通り皮フ科 荻原院長:
どちらも変わりはありません。(体を洗う順番について)そこまで気を使わなくても大丈夫です。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
私はゴシゴシ洗って、タオルでゴシゴシ拭いています。気をつけたいですね。子どもをお風呂に入れるのですが、やはりボディーソープは泡立てて洗ったほうがよいのでしょうか。

早稲田通り皮フ科 荻原院長:
そうですね。泡立てた石鹸で “なで洗う”ように洗ってあげてください。

ホランキャスター:
お手洗いの後や、帰宅後、食器洗いなど生活の中で何度も手を洗うことがあります。その結果どんどん手が乾燥してしまいます。

早稲田通り皮フ科 荻原院長:
保湿は回数が多ければ多いほどバリアがしっかり維持できますので、その都度、保湿していただくのがおすすめです。

井上キャスター:
私は乾燥肌でもあるし、オイリー肌でもあります。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
そうですね。クリームを塗りすぎるとよりオイリーっぽくなるのが悩みどころです。そのため冬場は手や体が乾燥してきたらギリギリまで粘って、どうしても駄目だなと思ったらクリームを塗り始めるのですが、いかがでしょうか。

早稲田通り皮フ科 荻原院長:
クリームを塗っているので問題はないと思います。

ホランキャスター:
夜、入浴してボディクリームを塗った後、パジャマを着るのはいいのですが、朝シャワーに入ってボディークリームを塗ると、その後に着る服がベタベタになるのが嫌で、塗らなくてもいいかなと思ってしまいます。

早稲田通り皮フ科 荻原院長:
ローションや泡タイプを使うのがおすすめです。

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<プロフィール>
荻原麻里 さん
早稲田通り皮フ科 院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父

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