10月に行われた衆議院議員選挙を受けた特別国会が11日に召集され、青森県内からも、新人議員2人を含む本県関係の6人が初登院しました。

与野党が伯仲する国会で県民の声を届けるために動き出しました。

「青森3区」初当選 立憲民主党・岡田華子議員

「青森3区」で初当選を果たした立憲民主党の岡田華子議員は、11日午前9時頃に東京・永田町の国会議事堂へ初登院しました。節目の日ではありますが、到着がぎりぎりになったため、田名部匡代県連代表と一緒に敷地内を駆け回り、様々な行事に臨みます。

立憲民主党 岡田華子 議員
「走らせちゃってごめんなさいね。バタバタきちゃった」

「きょう走る原因になったのは朝、子供の準備をして出るのが遅くなったのが原因。少しでも若い女性が政治に興味をもてるような、私もできるかもしれない、子供がいても政治にチャレンジできるかもしれないという制度作りに貢献できたらいい」

選挙戦でも「子育て」を両立させた岡田議員。11日からは議員バッジをつけて公約に掲げてきた「働く女性の支援の実現」に向けて全力で取り組む考えです。

立憲民主党 岡田華子 議員
「人口が減少しても住みやすいまちづくりをしていきたい。女性が特に青森から出ていっていますが、地方の女性がどうやったらやりがいのある仕事に就けるのか、子育てをしながら働いていけるのかについて、力を入れてやっていきたい」

本県関係の衆議院議員は6人

本県関係の衆議院議員は6人で、県内の小選挙区が現在の区割りになった2017年から最も多くなりました。

全国で躍進した「れいわ新選組」が比例東北で初めて議席を獲得していて、保守王国とされた青森でも、与党と野党の議員はともに3人ずつで伯仲する状況になっています。

れいわ新選組 佐原若子 議員
「身の引き締まる思いですし、不安なこともあります。私に投票してくれた人の思いをどれだけここで生かすことができるか。私の課題は東北再生なので、本当にこれからが勝負だと思っています」

11日午後に行なわれた総理指名選挙では、立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票の末に、第103代総理大臣に石破茂総理が選出されました。衆議院では15年ぶりに自公が過半数割れしていて、これから国会運営は大きく変わっていくことになります。

自民党 津島淳 議員
「国会の景色が変わります。景色が変わったことは見た目が変わっただけではなく、より熟議、議論が尽くされる国会にしていかなければならない」

自民党 神田潤一 議員
「少数与党なので、野党の皆さんとも国民がなにを求めているのか、真摯に丁寧に話し合いながら進めていく必要がある」

立憲民主党 升田世喜男 議員
「国会ではとくに、これまでない場面での発言・行動になると思っていますから、責任野党という立場を認識しながら、発言・行動していかなければならない」

本県関係の議員には「人口減少問題」や「農林水産業の振興」など課題が山積する青森県の実情を、いかに国政へ届けられるか問われることになります。

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