アメリカ大統領選挙は多くの州で投票が締め切られ、開票作業が進められています。最重要の激戦州であるペンシルべニア州のフィラデルフィアから報告です。
(小松靖記者報告)
地元民主党本部が主催するウォッチパーティーが行われているバーです。
この中では開票速報が流されているのですが、全く予断を許さないという状況からも、喜びの声など今一つ、バーの参加者からは反応がないという状況です。
ペンシルベニア州は激戦州の中でも最大の19人の選挙人を有します。
直前の世論調査でも、ハリス氏とトランプ氏の支持率は48%で並び、勝者の見通しは全く立たない状況でした。
現時点の得票率はハリス氏が54%、トランプ氏が44%となっていて、ハリス氏がリードしていますが、票が開くにつれて、その差が縮まっている傾向にあります。
歴史上まれに見る接戦と言われることから、有権者からも緊張感が感じられるというのが現状です。
民主党が強い都市部のフィラデルフィアではありますが、ハリス氏の支持者に結果を予想してもらうと、望みはあるが怖い、という一言が返ってきます。
なかには結果を待つのが恐ろしくてたまらないと話す人までいました。
接戦なだけに最終的な結果が出るのがいつになるのか全く見えない状況です。
開票を見守るウォッチパーティーの現場、祝杯をあげられるのかどうかなのか、参加者の今の心境は非常に複雑ということが言えると思います。
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