アメリカ大統領選挙の投票日まであと1日となり、民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領はそれぞれ勝敗を左右する激戦州を訪問し、最終盤の訴えを続けています。
ハリス氏は東部ペンシルベニア州で演説し、お互いを非難する政治や、国内の分断からの脱却を訴えたうえで、「投票に行こう」と呼びかけました。
民主党・ハリス副大統領:
投票に行こう!投票に行こう!勝利をつかもう!
現地時間の5日夜には歌手のレディー・ガガさんもハリス氏の集会に参加する予定で、最後の追い込みを図ります。
共和党・トランプ前大統領:
シンプルな質問から始めよう。4年前と比べて、今は良くなったか?
一方、南部ノースカロライナ州で集会を開いたトランプ氏は、「ハリスは無能だ。耐えられない」などと激しく批判しました。
そのうえで、「アメリカを再び偉大な国にする」と強調し、減税や賃上げを実現すると訴えて支持を呼びかけました。
ワシントンでは投開票日以降に暴動が起きることを警戒し、ホワイトハウスを囲むように高さ約2.5メートルのフェンスが設置されました。
また、2025年1月に行われる新大統領就任パレードの関係者席の建設も同時に進められています。
飲食店などは暴動対策で外側に板を貼り、手書きで営業中を知らせる看板を出すなど、接戦が予想される選挙への警戒が強まっています。
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