北朝鮮軍が軍事境界線近くの韓国とつながっていた道路を爆破したことをめぐって、韓国軍は、北朝鮮軍が跡地に対戦車用の溝などをつくったと明らかにしました。

北朝鮮軍は先月、「南北の領土を徹底的に分離する」として、韓国とつながっていた道路や鉄道の一部区間を爆破しました。

韓国軍の合同参謀本部は4日、北朝鮮軍が爆破した場所に多数の兵士や装備を投入し、長さが120メートルを超える対戦車用の溝をつくったと明らかにしました。溝のすぐ北側では、土を積んで丘のような場所もつくったということです。

合同参謀本部は「南北の連結を遮断する措置が完了したと見せつけるための工事だ」と分析。北朝鮮軍が短時間で溝を埋めて韓国へ侵攻するルートをつくることは可能だとして、「動向を綿密に監視している」と説明しています。

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