石油輸出国機構(OPEC)は3日、加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」の有志8カ国による自主減産の縮小を1カ月延期すると発表した。12月末まで現在の減産幅を維持する。中国などで需要が伸び悩み、世界経済も先行き不透明感が増す中、引き続き供給を絞って相場を下支えする狙いとみられる。
有志国はOPEC加盟のサウジアラビアや非加盟のロシアなどで、日量220万バレルの自主減産を続けてきた。今年6月の会合で、実施期間を9月末まで3カ月延長することを決め、9月になってさらに2カ月延長を決定。12月からは段階的に供給を増やしていく計画だった。(共同)
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