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<ホワイトハウスでのハロウィンイベントで、その場にいた赤ちゃんたちにふざけて噛みつく様子がカメラに収められたアメリカのバイデン大統領>
ホワイトハウスで開催されたハロウィンの行事に登場したアメリカのジョー・バイデン大統領が、参加した数人の赤ちゃんたちに次々と「噛みつく」という何とも奇妙な様子がカメラで撮影され、ネット上で大きな注目を集めている。
■【動画】バイデン大統領、ハロウィンでの「奇行」が話題...次々と赤ちゃんに噛みつき、保守派から批判「通報せよ!」
バイデンの任期中最後のハロウィンイベントにあわせてホワイトハウスのサウスローン(南庭)は華やかな装飾が施され、地元の家族や学生、軍関係者の家族らが招かれた。
パンダの着ぐるみに身を包んだジル・バイデン夫人が子どもたちにハロウィンをテーマにした絵本「10 Spooky Pumpkins」を配るなか、バイデンは子どもやその親たちと挨拶を交わし、ホワイトハウスの特製包み紙に包まれたキャンディーを配った。
バイデンが腰をかがめて子どもたちと交流する様子を撮影した写真や動画の中には、彼が七面鳥の仮装をした赤ちゃんの足にふざけて噛みつく様子を捉えたものもあった。
このほかにもバイデンがアイスクリームコーンの衣裳を身につけた子どものつま先を口に入れたり、青いドレスを着た別の赤ちゃんにかじりついたりする様子が撮影されていた。本誌はこの件についてホワイトハウスにメールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。
保守派からは「一体どういうことなのか」と批判の声
ソーシャルメディア上では一連の光景について、保守派のインフルエンサーから辛辣な声が上がった。
先日、ロシアの国営メディアから(そうとは知らずに)資金提供を受けてロシア政府寄りのコンテンツを制作していた疑いを米司法省に指摘された保守派コメンテーターのベニー・ジョンソンは、バイデンが七面鳥の仮装をした赤ちゃんに噛みついている画像を再投稿し、「ジョー・バイデンが今夜ホワイトハウスで赤ちゃんに噛みついているようだ」と書き込んだ。この投稿は10月31日朝までに74万回閲覧されている。
ジョンソンはロシア政府寄りのコンテンツ制作の疑惑について一切の不正を否定しており、自分はロシア政府が支援していたとされる計画の「被害者」だと主張している。
かつてドナルド・トランプ前大統領の弁護士を務め、2020年の米大統領選をめぐってジョージア州でのジョー・バイデン勝利の結果を覆そうと「虚偽の言説を支援・扇動した」罪を認めたジェナ・エリスは、バイデンが赤ちゃんに噛みついたことを記した記事をXに投稿し、「これは一体どういうこと?」と書き込んだ。
2020年大統領選でのバイデンの勝利認定手続きを阻止しようと試みる暴動につながった、2021年1月6日の「アメリカを救え」集会の主催者の一人であるカイリー・ジェーン・クレマーは、警察に通報すべきだとXに次のように投稿した。
「警察に通報を」という投稿も
「誰かすぐに911に通報して。ジョー・バイデンがホワイトハウスで2人目の赤ちゃんに噛みついた。これはジョークではない。バイデンはこの2人目の子の足を3回も口に入れた!」
10月30日夜のこのイベントでは、ジル・バイデンがハロウィンをテーマにした本の読み聞かせを行い、イベントに教育的要素が加えられた。
サウスローンにはハロウィンをテーマにした本が積み上げられ、大きなオレンジ色の月や秋をテーマにした装飾が施され、また噴水の水は緑色に染められた。ほかにもディズニーの「リロ&スティッチ」のキャラクターやダース・ベーダ―の登場、大統領専用車がキャンディーを積んだ車列を率いるなどの趣向が凝らされた。
イベントにはアントニー・ブリンケン米国務長官やホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官の姿もあり、いずれも子どもを連れて参加していた。
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