パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を巡り、エジプトが提案した2日間の休戦案について、イスラエルのネタニヤフ首相は28日、正式な提案はまだ受けていないとしつつ、もし提案されれば即座に受け入れると述べた。イスラエル首相府がX(ツイッター)で明らかにした。
今回の提案は、2日間の休戦を実施し、ガザ地区のイスラム組織ハマスが人質4人を解放する一方、イスラエルが拘束中のパレスチナ人を釈放するという内容だ。エジプトのシシ大統領は27日、「事態を進展させるため」に一時的な休戦を提案したと述べていた。
ハマスも受け入れに前向きな姿勢を示しつつ、恒久的な停戦が実現するまで休戦を延長し続けるよう求めているとの報道もある。提案の実現には依然、ハードルがあるとみられる。
イスラエル首相府によると、カタールでの停戦交渉に派遣されていた対外諜報(ちょうほう)機関モサドのバルネア長官は28日、本国に戻った。今後、仲介国とハマスが交渉の詳細について協議するという。【カイロ金子淳】
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