旧ソビエトの構成国ジョージアで行われた議会選挙で「親ロシア派」とされる政権与党の得票が過半数を占めました。野党側は不正を指摘し、抗議活動を行うと宣言しました。
26日に行われたジョージアの議会選挙で、中央選挙管理委員会は親ロシア派とされる与党「ジョージアの夢」が54%を獲得したと発表しました。
与党が政権を維持することでロシアとの関係はさらに緊密化し、ジョージアのEU=ヨーロッパ連合への加盟は遠のくことになります。
ただ、非政府系メディアによる事前の出口調査では、「親欧米」路線を掲げる野党側の勝利という調査結果も出ていました。
野党「統一国民運動」のボクチャバ党首は選挙で不正があったと反発していて、選挙結果を認めず国内で抗議活動を行うと発表しました。
選挙期間中、野党事務所が襲撃を受けたり、投票の不正を報告しようとした監視員が暴行を受けたりするなど各地で衝突が起きていました。
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