バス停に突っ込んだトラックを調べるイスラエルの警官ら=イスラエル中部テルアビブで2024年10月27日、AP

 イスラエル中部テルアビブで27日、トラックが猛スピードでバス停に突っ込み、30人以上が負傷した。地元メディアが報じた。重傷者もいる模様だ。AP通信によると、近くに対外諜報(ちょうほう)機関モサドの本部があり、警察はテロ事件として捜査している。

 報道によると、事件当時、バス停には多くの兵士がおり、高齢の市民もいた。負傷者の多くは高齢者だという。トラックを運転していた容疑者の男性は、イスラエル中部のアラブ人が多く住む街の出身で、その場で射殺された。

 イスラエルでは今月、テロ事件が相次いでいる。1日にはテルアビブで通行人が銃などで襲撃され、7人が死亡。18日には隣国ヨルダンから男性2人が侵入し、銃撃戦でイスラエル兵2人が負傷した。【エルサレム松岡大地】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。