アメリカ大統領選が迫るなか、トランプ氏が「ヒトラーは良いこともやった」などと繰り返し述べていたと報道されました。

ニューヨーク・タイムズはトランプ氏が大統領在任中、「ヒトラーは良いこともやった」などと好意的な発言を繰り返していたと報道しました。

トランプ政権の首席補佐官だったジョン・ケリー氏の証言を伝えたもので、ケリー氏が「そのような発言をしてはならない」と諫めたにもかかわらず、トランプ氏は同様の発言を繰り返したということです。

ケリー氏は、トランプ氏が憲法や「法の支配」といった概念を理解していないとも指摘し、「ファシストの定義に当てはまる」と述べています。

アメリカ ハリス副大統領
「ドナルド・トランプがアドルフ・ヒトラーを引き合いに出すのは深刻な問題で、とても危険だ」

ハリス副大統領は「トランプ氏は制限のない権力を望んでいる」と断定したうえで、トランプ氏が再選されれば、歯止めをかける人物は政権にいなくなると危機感を示しました。

一方、トランプ氏はケリー氏の証言について、「でっちあげだ」とSNSに投稿しています。

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