中国の習近平国家主席は23日、ロシアで行われたBRICSの首脳会議で演説し、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国との連携強化を強調しました。

 習主席は「公正なBRICSを作りグローバルガバナンスの改革を先導する」として、現状のアメリカ中心の国際秩序を念頭に、改革が必要だと強調しました。

 そのために「BRICS」のメンバーを拡大し、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国の発言権を高めると主張しています。

 また、財政や金融面での協力を深めて、国際金融システムに、世界経済の変化を反映させると強調しています。

 習主席はBRICSに合わせて、インドのモディ首相とも5年ぶりに会談し、「互いに脅威にならないこと」などを確認しています。

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