イスラエルメディアは22日、ネタニヤフ首相の私邸が19日にイスラム教シーア派組織ヒズボラの無人機(ドローン)攻撃の標的になった際、ドローンが寝室の窓を直撃していたと報じた。ネタニヤフ氏らは当時周辺におらず、負傷者もいなかった。
ドローン攻撃はヒズボラが関与を認めている。ヒズボラのメディア担当者は22日、「前回の攻撃がネタニヤフ氏に届かなかったとしても、昼夜、我々は戦場にいる」と述べ、同様の攻撃を繰り返す可能性を示唆した。
攻撃に使われたドローン3機はレバノンから発射され、2機は迎撃されたが1機がイスラエル中部カイザリアにあるネタニヤフ氏の私邸を直撃した。飛来を知らせる警報は鳴らなかったという。ネタニヤフ氏は自身を暗殺する試みだったと指摘し、報復を示唆している。
北部ビンヤミナ近くの軍事基地でも13日、ヒズボラからのドローン攻撃があり、4人のイスラエル兵が死亡した。この攻撃の際もドローンの飛来を知らせる警報は鳴らず、イスラエルの防空網に課題が浮き彫りとなっている。【エルサレム松岡大地】
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