アメリカのハリス副大統領は20日、60歳の誕生日を迎えました。選挙まで2週間余りとなるなか、78歳のトランプ氏との違いを打ち出し、支持層の拡大を目指しています。

 ハリス氏は激戦州のひとつ、ジョージア州の黒人教会の礼拝に出席し、参加した支持者らから60歳の誕生日を祝われました。

 演説では、「私たちがどこに向かうかは自分たち次第だ」「言葉ではなく行動と投票でその問いに答えよう」と訴え掛けました。

 勝敗を左右する7つの激戦州では、ハリス氏とトランプ氏の支持率がいずれも拮抗し、支持層をいかに投票に向かわせるかが一つのかぎとなっています。

 ハリス氏は、78歳のトランプ氏について「選挙戦で疲れ切っている」「錯乱している」などとトランプ氏の高齢不安に照準を合わせた挑発を繰り返すことで、若い世代や投票先を決めかねている有権者の取り込みも目指しています。

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