蚊に刺されることで感染するマラリアが中東のエジプトで撲滅されたとWHO(世界保健機関)が認定しました。

 WHOは20日、過去3年間にわたって国内での感染を阻止したことからエジプトでマラリアが撲滅されたと認定しました。

 たとえ、国外から症状のある人が入国しても、感染拡大を防ぐことができると確認したとしています。

 これでマラリアの撲滅が認定されたのは世界で44カ国と1つの地域になりました。

 WHOのテドロス事務局長は、「エジプト文明と同じくらい古いマラリアは、ファラオをも苦しめたが、もはや歴史でしかなく、エジプトの未来ではない」と声明を出しました。

 マラリアは蚊に刺されることで感染し、高熱や頭痛、吐き気などの症状が出ます。

 世界では毎年60万人以上が死亡していて、そのうち95%をアフリカが占めています。

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