イスラエル軍はイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏を殺害したと発表しました。また、殺害直前の姿だとする映像も公開しました。
これがイスラエル軍が公開した映像です。ガザ南部ラファで、窓から建物に侵入したドローンが撮影したとするもので、奥へ進むと、ほこりにまみれたソファーに腰かけている人物が確認できます。長い棒のようなものをドローンに投げつける様子も映っています。
イスラエル軍はこの人物をハマスの最高指導者シンワル氏だとし、AP通信などによりますと、このあと、建物ごと破壊しました。
瓦礫の中から遺体を見つけ、指紋やDNAからシンワル氏だと確認したということです。
イスラエル軍はシンワル氏を去年10月のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃の首謀者だとみなし、「最大のターゲット」として行方を追っていました。
イスラエルのネタニヤフ首相は声明を出し、「戦争はまだ終わっていない」と述べ、人質が解放されるまで戦闘を続けると強調しました。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.停戦実現に希望を感じていますか?)希望を感じています」
また、アメリカではバイデン大統領がこのように述べたほか、国務省の報道官は「停戦を実現するための最大の障害は交渉を拒否してきたシンワルだった。その障害は取り除かれた」と強調しました。
ただ、ハマスに連帯を示すイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランはイスラエルとの対決姿勢を強めることを明らかにしていて、人質の解放と戦闘の終結につながるかは不透明です。
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