パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、イスラム組織「ハマス」の最高指導者・シンワル氏を殺害したと発表しました。

イスラエル軍は17日、「遺体の身元確認作業の結果、ヤヒヤ・シンワル氏を殺害したと確認できた」と発表し、ハマスの最高指導者・シンワル氏が死亡したことを明らかにしました。1年に及ぶ捜索の末、16日のガザ南部での作戦で殺害したとしています。

イスラエル軍はシンワル氏を去年10月のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃の首謀者だとみなし、「最大のターゲット」として行方を追っていました。

イスラエル軍のハレビ参謀総長は殺害現場とされる南部・ラファを訪れ、「シンワル氏との決着をつけた」と成果を強調しました。また、イスラエルのガラント国防相はハマスに対し、人質を解放して降伏するよう呼びかけました。

一方、ネタニヤフ首相は「戦争はまだ終わっていない」として、人質が解放されるまで戦闘を続けると表明しています。

停戦交渉での譲歩に反対する姿勢を示すなど強硬派とされていたシンワル氏の殺害は、今後の交渉に影響を及ぼす可能性があります。

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