アメリカ大統領選挙まで1カ月を切るなか、南部を襲ったハリケーンの対応を巡り、バイデン氏とトランプ氏が非難の応酬を繰り広げました。

トランプ前大統領
「連邦政府は、特にノースカロライナ州に関して、本来やるべきことをやっていない。彼らは不当に人々を苦しめている」

 トランプ氏はアメリカ南部を襲った2つのハリケーン「へリーン」と「ミルトン」の被害に対して、バイデン政権の対応が不十分だと批判しました。

 トランプ氏は一連の批判のなかで、「災害予算を不法移民に使った」などと根拠のない主張も繰り返しています。

 政権に厳しい目が向けられやすい災害対応に焦点をあてることで、来月に迫った大統領選を優位に進めたい思惑がにじんでいます。

バイデン大統領
「トランプ前大統領、いい加減にしろ。被災者を助けるんだ」

 バイデン大統領はトランプ氏の主張を「無謀で無責任な誤報や明らかな嘘」だと断じたうえで、「助けを必要としている人々に対して嘘は有害だ」と怒りをあらわにしました。

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