ドイツのショルツ首相(写真)は10日、イスラエルへの武器輸出を継続し、近く追加供給を行う意向を明らかにした。9日撮影(2024年 ロイター/Liesa Johannssen)

ドイツのショルツ首相は10日、イスラエルへの武器輸出を継続し、近く追加供給を行う意向を明らかにした。年初来の武器輸出が大幅に減少していることから、野党からは輸出を故意に遅らせていると非難の声が上がっていた。

ショルツ首相は連邦議会に対し、「われわれは武器を供給しないと決定したわけではない」と言明。これまで武器を供給してきたし、今後も供給するとし、「近く追加供給を行うことを保証する」決定を下したと述べた。


 

ドイツ経済省のデータによると、同国は2023年、イスラエルへの軍事装備や戦争兵器を含む3億2650万ユーロ相当の武器輸出を承認。これは22年の10倍に相当する。しかし、今年に入ってイスラエルへの武器輸出は大幅に減少し、1月から8月21日ではわずか1450万ユーロ相当となっている。



[ロイター]


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