イスラエル北部のキリヤット・シュモナで上がる白煙=2024年10月9日、ロイター

 イスラエル当局は9日、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラからロケット弾約20発が発射され、北部キリヤット・シュモナで男女2人が死亡したと明らかにした。ロイター通信が報じた。

 イスラエル軍は、9月17日、ヒズボラの戦闘員らの無線通信機が一斉に爆発して以降、レバノンへの地上侵攻にも踏み切り、大規模な攻撃を続けている。レバノンでの地上戦開始以降、イスラエル軍兵士が死亡しているが、ヒズボラの砲撃によってイスラエルの民間人から犠牲者が出たとは伝えられていない。

 一方、レバノン政府によると、昨年10月のイスラエル軍とヒズボラの戦闘開始以来、レバノン側の死者は2000人を超えている。【エルサレム松岡大地】

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