米南部テネシー州ナッシュビルで5日行われた大学アメリカンフットボールの試合で、全米ランキング首位のアラバマ大学をランク外のバンダービルト大学が破る大波乱が起きた。米メディアによると、興奮したホームのバンダービルト大のファンは試合後にフィールドになだれ込み、ゴールポストを倒して、4キロ以上離れた川まで運んで投げ入れた。
大学フットボールは米国で最も人気のあるスポーツの一つで、住民らが地元のチームを熱心に応援することで知られる。5日の試合では強豪のアラバマ大が優勢だと予想されていたが、バンダービルト大が40－35で勝利した。
テネシー州では2022年にも、ノックスビルを拠点とするテネシー大がアラバマ大を破る番狂わせを演じ、地元のファンがゴールポストを近くの川に投げ入れる騒動があった。テネシー大はリーグから10万ドル（約1480万円）の罰金を科されたが、大学側が「ゴールポスト再建基金」として寄付を募ったところ、目標額の15万ドル（約2230万円）がすぐに集まった。【ワシントン秋山信一】
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