『阿蘇』の世界文化遺産への登録実現を官民一体で推進します。

行政、経済界、報道機関などが参加した会合が先日、阿蘇市で開かれ、共同宣言を発表しました。

【県文化企画・世界遺産推進課 佐方 美紀 課長】
「人の手によって守られてきたこの阿蘇の素晴らしい景観をはじめとする価値を未来に残していくために、世界文化遺産になるべきものと考えている」

熊本県は、『阿蘇』の美しい景観を『人類共通の宝』として適切に保存し、未来へ引き継いでいこうと阿蘇郡市の7市町村と共に世界文化遺産登録を目指しています。

現在はユネスコに推薦予定の国の候補リスト、暫定一覧表に早期に『阿蘇』が入れるよう景観の保全に取り組んでいるほか、マスコミ関係者向けの現地ツアーを実施し機運の醸成を図っています。

10月1日は行政、経済界などでつくる『阿蘇世界文化遺産登録推進九州会議』が阿蘇市で会合を開催。県と阿蘇地域の市町村でつくる『阿蘇世界文化遺産登録推進協議会』と報道機関などでつくる『阿蘇草原再生千年委員会』との共同宣言を発表しました。

共同宣言では、「千年以上続く阿蘇の草原を守り抜き、世界文化遺産登録の実現に向けて官民一体で推進する」としています。

共同宣言について木村知事は…。

【木村知事】
「3団体による共同宣言は大変、心強く思っている。世界に誇る阿蘇の文化的景観を確実に後世に伝えるには早期の世界文化遺産暫定リスト入りが極めて重要」

また、会場では阿蘇草原再生千年委員会の会合もあり、この中で「阿蘇の景観を損ねる」と問題となっているメガソーラーについて、環境省などが国立公園の区域を拡大し、設置規制を強化したことを報告しました。

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