アメリカ南部フロリダ州に先週上陸したハリケーン「ヘリーン」による死者が6つの州で200人を超えました。

「ヘリーン」は9月26日にフロリダ州に上陸し、ノースカロライナ州やサウスカロライナ州、ジョージア州など6つの州で豪雨をもたらし、各地で洪水による被害が拡大しています。

現地メディアは10月3日、6つの州の死者の合計が200人を超え、数百人の安否が確認できない状況だと報じました。

死者の半数を占めるノースカロライナ州西部では、上陸から1週間たった今も水位が胸までの高さに達している家屋の中でペットとともに身動きが取れない住民や、孤立してしまっている集落が多数残されている状況です。

バイデン大統領は3日、前日にノースカロライナ州の被災状況を視察したのに続き、フロリダ州やジョージア州の被災地にも足を運び、支援を続けると強調しました。

甚大な被害が出た複数の州は、11月行われる大統領選挙の行方を左右する激戦州でバイデン政権の災害対応が新たな争点になる可能性も出ています。

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