アメリカ・ハワイ州のマウイ島で、2023年に起きた山火事について、当局は、電線から発生した火災が完全に消火されなかったことが燃え広がった原因だと結論づけました。
マウイの消防当局などは2日、2023年8月に発生し、102人が死亡した山火事の原因について調査結果を公表しました。
報告書によると、マウイ島ラハイナで2023年8月8日朝、切れた電線から火災が発生し、消防は2時間半後に鎮火したと発表していました。
しかし、実際には火が完全に消えておらず、午後再び近くで出火し燃え広がったということです。
当時、強風警報が発令されていて、火災が発生するおそれが高いにも関わらず送電を続けた電力会社や消防などを管轄するマウイ郡の責任などが指摘されています。
報告書では、「2つの火災は事故だった」としたうえで、「火災の責任を負う人を特定することは分析の範囲を超えている」としています。
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