アダムズ市長は米政府の移民政策を批判してきた CAITLIN OCHSーREUTERS

<収賄や詐欺を含む5つの罪に問われているニューヨークのアダムズ市長をトランプ前大統領「本人」も応援?>

米連邦当局に起訴されたニューヨークのアダムズ市長(民主党)は、トランプ前大統領と同じ「ローフェア(法律戦)の犠牲者」なのか。

9月26日に公表された起訴状によると、アダムズは収賄や詐欺など、5つの罪に問われている。アダムズは無実を主張し、「標的にされることは分かっていた」と発言。「移民政策が破綻しているのに連邦政府は何もせず、市の収容施設は過重な負担を強いられている」と述べている。


これに乗ったのがトランプ一派だ。アダムズは移民流入に対する率直な批判のせいで起訴されたと訴えている。

起訴状公表の当日には、トランプ本人がアダムズの「幸運を祈る」と記者会見で語った。大統領選でトランプ陣営に30万ドルを寄付したベンチャー・キャピタリスト、ショーン・マグワイアは「政治的魔女狩り」だと非難している。

今回の捜査が始まったのは2021年。汚職はアダムズがブルックリン区長だった約10年前から続いていたという。

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