中国南部の深セン市で、日本人の男子児童が刃物で刺され死亡した事件を受け、金杉憲治大使は大連市のトップと会談しました。

駐北京・金杉日本大使：
本日は、日本と大連の一層の関係強化について議論したい。そして、その重要な前提になるのが在留邦人の安心と安全である。

日系企業が多く進出している大連市のトップと会談した金杉大使は、在留邦人の安全や日本人学校の万全な警備を働きかけました。

また、日本大使館によりますと金杉大使は「ネット上には日本人に対する極端な書き込みがあり、残念ながら一部の中国人が信じている」と述べ、反日感情をあおるような書き込みへの懸念を伝えました。

これに対して、大連市の書記は「深セン市の事件が発生して以降、大連市においても安全に対して重視している」とし、「平和で安全な大連を作ることは我々の責任である」と応じました。

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