25日、パリのソルボンヌ大で演説するフランスのマクロン大統領(ロイター=共同)

フランスのマクロン大統領は25日、パリのソルボンヌ大で演説し、ロシアのウクライナ侵攻など大きな地政学的変化により欧州が「消滅の危機」に直面していると強調し、米国に依存しない「信頼できる」防衛戦略の構築を欧州各国に呼びかけた。今後、欧州連合(EU)の政策に影響を与える可能性がある。

米国と中国がグローバルな貿易のルールを守っていないと非難。欧州の利益を守るために貿易政策の見直しをEUに求めた。

マクロン氏は、欧州が「今後10年で弱体化するリスクは大きく、(回避できるかどうかは)われわれの選択に懸かっている」と訴えた。

さらに、ロシアが際限なく攻撃的になっていると指摘。欧州のサイバーセキュリティー能力向上や、EUを離脱した英国との防衛関係の緊密化などを提案した。(共同)

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