中国は宇宙開発に注力している=中国海南省、3月20日(ロイター)

中国は25日、北西部の酒泉衛星発射センターから宇宙ステーション「天宮」に向け、飛行士3人が搭乗した有人宇宙船「神舟18号」を打ち上げた。新華社は、中国が月面で科学実験や資源開発を行う拠点となる研究ステーションを2035年までに完成させる計画と報じた。「宇宙強国」を掲げる習近平指導部は宇宙開発競争で米国やインドに対抗。今年は建国75年の節目に当たり、進展をアピールして国威発揚を図る。

中国が独自に建設した天宮は22年に完成。宇宙飛行士が約半年ごとに交代し、常駐している。神舟18号はロケット「長征2号F遥18」に搭載。打ち上げの約6時間半後に天宮にドッキングする。飛行士3人は天宮で活動している神舟17号の飛行士3人と交代し、約半年間、船外活動や科学実験を行う。(共同)

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