国連改革や地球規模の課題を議論する「未来サミット」がアメリカ・ニューヨークの国連本部で開幕し、「未来のための協定」が採択されました。
「未来サミット」で22日採択された「未来のための協定」は、中東やウクライナなどで紛争が続く中、国際協力の強化を誓い、安全保障理事会の「緊急の改革」を進めることが明記されています。
また、2030年までのSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた行動を推進することなどが盛り込まれています。
国連のグテーレス事務総長は、「多国間主義を崖っぷちから軌道に戻すためだ」と意義を強調し、「歴史的な合意」だと歓迎しました。
岸田首相も演説に立ち、安保理改革について「大多数の国が常任・非常任の双方拡大を支持し、安保理が国際の平和と安全に果たす役割や信頼回復の必要性を痛感している」と述べ、「具体的な行動を取るべきだ」と強調しました。
「未来サミット」は23日まで開かれ、ウクライナのゼレンスキー大統領も演説する予定です。
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