アメリカのトランプ前大統領に「免責特権」があるかどうかを争う裁判が25日、連邦最高裁で開かれ、判事からは「免責を全面的に認めることに懐疑的な見方」が示された。

トランプ前大統領は2020年の大統領選挙の結果を覆そうと連邦議会襲撃事件を引き起こしたとして起訴され、裁判では、在任中の当時の行為に、大統領としての免責特権が適用されるかどうかをめぐり、審理が行われた。

裁判で、弁護側は「最高裁が免責の主張を完全に認めなければ、大統領職そのもの自体、存在しえない」などと訴えた。

一方、多くの判事からは「免責を全面的に認めることに懐疑的な見方」が示された。

連邦最高裁の判断は慣例上、6月中には示される見通し。

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