三菱重工は18日、フランスの通信衛星運営会社との間で、複数の衛星の打ち上げに関して合意したと発表しました。2027年以降、H3ロケットで打ち上げられる予定です。

今回、三菱重工との衛星の打ち上げに合意したのは、フランス・パリに本拠を置き、ヨーロッパやアフリカなど世界中で、放送やネットワークを提供する通信衛星運営会社ユーテルサットです。

三菱重工によりますと、ユーテルサット社との衛星の打ち上げ合意は今回が初めてで、契約期間や打ち上げ回数などの詳細は明らかにできないとのことですが、2027年以降、新たな基幹ロケットのH3ロケットで、ユーテルサット社の複数の衛星を打ち上げるということです。

三菱重工の打上げ輸送サービスは、98%以上という非常に高い成功率を誇っていて、三菱重工の五十嵐巖宇宙事業部長は今回の合意について、「打ち上げ成功を重ねることで顧客からの信頼を得て、ユーテルサット社との長期的なパートナーシップを築いていきたい」とコメントしています。

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