ハリス米副大統領(民主党)は15日、11月の大統領選で対決するトランプ前大統領(共和党)の暗殺未遂とみられる事件に関して「深く当惑している。事実関係は確認中だが、明確にしておくことがある。私は政治的暴力を非難する」との声明を出した。
ハリス氏は「トランプ氏が無事でよかった。今回の事案がさらなる暴力につながらないようにするため、私たちはそれぞれができることをしなければならない」と強調した。
ハリス氏は選挙戦ではトランプ氏と激しく批判し合っているが、初対面となった10日の討論会では自ら歩み寄って握手した。翌日に開かれた同時多発テロの追悼式典でも握手して言葉を交わすなど、「政治的な意見の対立が人間関係の分断に直結すべきではない」という姿勢を示している。【ワシントン秋山信一】
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