国連の安全保障理事会で、宇宙空間に核兵器を配備しないよう求める決議案が採決にかけられ、ロシアの拒否権によって否決された。

決議案は、核兵器などの大量破壊兵器について、地球の周回軌道に配備することや、配備を目的とした開発をしないよう各国に求める内容で、日本とアメリカが共同提出したもの。

24日の採決では、13カ国が賛成したもののロシアが拒否権を発動したため、決議案は否決された。
中国は棄権した。

投票後、ロシアは反対の理由について、「宇宙に関する議論や決定には、国連の全加盟国が含まれるべき」などと説明したが、アメリカメディアはロシアが人工衛星を攻撃するための核兵器を開発中だと伝えている。

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