物理学者アインシュタインがアメリカ大統領に宛てた手紙が10日、オークションにかけられ、約4億5700万円で落札されました。
この手紙は、1939年にナチス・ドイツによる核兵器の開発を懸念したアインシュタインが当時のアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領に宛てたものです。
「20世紀における最も重要な手紙の一つ」として10日、アメリカ・ニューヨークのオークション会場で出品され手数料抜きで320万ドル、日本円で約4億5700万円で落札されました。
アインシュタインは手紙の中で、ウランの核分裂反応によって「非常に強力な爆弾を製造できる可能性がある」と指摘した上で、政府による研究の支援を訴えていて、アメリカが核開発を進めるきっかけになったともされています。
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