トランプ前米大統領(AP=共同)

11月の米大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領の陣営は11日、9月から計3回予定されている大統領選の候補者討論会を前倒しして、回数も増やすよう要求する書簡を討論会実行委員会に送付した。2020年に続き再対決するバイデン大統領を論破し、期日前投票が始まる前に支持を伸ばす思惑があるとみられる。

共和党のトランプ氏は同党の候補指名争いで、出席する価値がないとして討論会を全て欠席した。バイデン氏との討論には強い意欲を示している。民主党のバイデン氏は討論会に応じるかどうかについて、トランプ氏の「行動次第だ」として明言していない。

トランプ氏陣営は第1回討論会が始まる9月中旬までに約100万人以上が期日前投票を終える可能性があるとし、投票開始前に候補者を理解する機会を有権者に与えるべきだと訴えた。(共同)

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