終戦直後に朝鮮半島出身の労働者らを乗せて沈没した「浮島丸」をめぐり、厚生労働省は乗船者の名簿の一部を韓国政府に提供したと発表しました。
旧日本海軍の輸送船「浮島丸」は、終戦直後の1945年8月24日に京都府の舞鶴湾で沈没し、朝鮮半島出身の労働者など500人以上が亡くなりました。
韓国政府は乗船者の名簿の提供を求めていましたが厚労省は5日、一部の名簿19件を韓国側に提供したことを公表しました。
厚労省は19件以外の名簿についても、「韓国側の要望に応じて準備ができ次第、順次提供していきたい」としています。
韓国政府は、これまで乗船していた根拠となる資料がなく、慰労金を受け取れなかった遺族の救済と真相究明に引き続き努力するとコメントしています。
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