国連の安全保障理事会は、イスラエルとイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の戦闘停止を求める決議を採択しました。

 レバノンを拠点とするヒズボラの最高幹部が7月、イスエル軍に暗殺され、大規模な報復攻撃が行われるなど両者の間で緊張が高まっています。

 こうした状況を受けて28日、安全保障理事会は「広範囲にわたる紛争につながる高いリスクを伴う」と指摘し、双方に戦闘停止を求める決議を全会一致で採択しました。

 ただ、決議には法的な拘束力はなく、イスラエルの国連大使はレバノン国民に向けて「ヒズボラに立ち向かうか国が混乱と破壊に引きずり込まれるのを傍観するか選択が迫られている」と述べるなど、戦闘停止に向けた見通しは立っていません。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。