米インド太平洋軍のアキリーノ司令官(共同)

米インド太平洋軍のアキリーノ司令官は23日、自衛隊と在日米軍の連携強化に向けた指揮・統制枠組みの見直しを「早く進めたい」と語り、関連作業を加速させたいとの意向を示した。「(安全保障面で)統合を進めることは正しい道筋だ」と強調し、演習などを通じて「相互運用性を高めるステップを既に踏んでいる」と説明した。東京都内の米大使公邸で一部メディアに語った。

枠組み見直しの日程や詳細は調整中として明らかにしなかった。

ウクライナへの侵攻を続けるロシアと中国の軍事活動や、ロシアと北朝鮮の結び付きがインド太平洋地域の安定を脅かしていると懸念を表明。日本や韓国、フィリピン、オーストラリアといった同盟国や友好国と協力して抑止力を高めていく必要性を訴えた。中国による台湾への圧力が「より攻撃的」になっていると指摘し、2027年までに台湾統一に向けた軍事行動を起こす可能性に言及した。(共同)

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