マクレーン米下院議員(左)と会談する台湾の頼清徳副総統=23日、台北(中央通信社=共同)

台湾次期総統の頼清徳副総統は23日、台北でリサ・マクレーン米下院議員(共和党)らによる訪問団と会談した。頼氏は「蔡英文総統の努力を引き継ぎ、台湾海峡の平和と安定に注力する」と述べ、対中国を念頭にした安全保障や外交政策で蔡氏の路線を継承する立場を強調した。総統府が発表した。

頼氏は米下院が先週、台湾などインド太平洋地域の国・地域に約81億ドル(約1兆2500億円)を支援する予算案を可決したことに触れ「米国の台湾の安全に対する約束を果たしてくれた」として謝意を表明した。

マクレーン氏は「平和の目標を達成するため、米台は絶対に協力関係を築かなければならない」と述べ、軍事のほか経済分野でも交流を強化する必要があると主張した。

マクレーン氏を含む超党派の下院議員3人は23~25日の日程で台湾を訪問している。(共同)

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