中国国旗=北京(ロイター)

中国公安省は23日、中国から海外に逃亡する経済犯罪容疑者の摘発を強化するキャンペーン「キツネ狩り2024」を始めたと発表した。習近平指導部の強権支配や中国経済減速を嫌い、米国に逃れる中国人移民が激増していることを受けた措置とみられる。

共産党による反腐敗闘争の一環で行うとしており、海外への違法な財産移転を徹底して取り締まる方針。公安省はキャンペーンを通じて「国家の安全と社会の安定を守る」と強調した。

公安省が2014年から実施した同様のキャンペーンでは約120カ国・地域に逃亡するなどした約9千人を拘束し、総額約490億元(約1兆円)を中国に取り戻したという。(共同)

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