海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に寄港中の英海軍の哨戒艦「スペイ」の艦長ポール・キャディ中佐が23日、艦上で報道陣の取材に応じた。日英の部隊派遣をスムーズにする「円滑化協定(RAA)」の発効後、英艦船が日本に寄港するのは初めて。中佐は既に緊密な両国の絆が「さらに深化する」と協定発効の意義を強調した。

中佐は世界の海上貿易の約6割がインド太平洋地域を通っていると指摘し、英国の安全保障や経済安保は「インド太平洋地域が自由で開かれたままであることにかかっている」と述べた。

中国を念頭に、他国に圧力をかけるような行為を見過ごせば、追随する動きが広がりかねないと懸念を表明。スペイが約5年間の任期でインド太平洋地域に派遣されていることを踏まえ「問題解決にできる限り協力したい」と語った。

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