パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉をめぐり、イスラム組織ハマスの幹部は25日、イスラエルが提示した新たな条件を拒否すると明らかにし、交渉の早期妥結は難しい見通しです。
停戦協議では、ガザとエジプトの境界でのイスラエル軍の駐留などが争点となっていて、ハマスはガザからのイスラエル軍の完全撤退などを条件に、人質解放に応じるとしていますが、イスラエル側は拒否しています。
仲介するアメリカは、イスラエルが一部譲歩したとされる調停案を提示しましたが、ハマス幹部のオサマ・ハムダン氏は25日、提案を拒否する考えを明らかにしました。
交渉の早期妥結が難しくなる中、イスラエルに大規模攻撃を行ったレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの最高指導者は25日の演説で、「報復が十分でない場合は改めて対応する」とさらなる攻撃を示唆していて、緊張が続いています。
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