日本で開かれた国際会議の場で乱闘騒ぎが起きました。
突如、取っ組み合いを始める2人の男性。
周囲が駆け寄る中、2人はもみ合いを続けています。
この乱闘騒ぎが起きたのは、25日まで日本で開催されていた、日本とアフリカ諸国によるアフリカ開発会議「TICAD」の閣僚会合です。
映像をもう一度見てみると、紺色のスーツの男性が背中から飛びかかり、力任せに投げ飛ばし、投げられた男性が背中を強打しているのが分かります。
事の発端となったのは、角の席に座った大使がかばんを手に取り、何かを取り出します。
よく見ると「サハラ・アラブ民主共和国」と書いてあります。
このプレート、大使のお手製なのか、他のものと比べると少し違って見えます。
海外メディアによりますと、冒頭の乱闘騒ぎは、大使が置いたプレートをモロッコ代表の男性がどかそうとしたため、アルジェリア代表の男性が投げ飛ばしたことで起きたといいます。
「サハラ・アラブ民主共和国」は独立を宣言していますが、日本などが承認していない国。この点を巡り、立場の違う2カ国の代表が乱闘になったとみられます。
日本政府は、プレートを置いた「サハラ・アラブ民主共和国」の大使を招待していませんでしたが、TICADの共催者であるアフリカ連合委員会側が招待していたと説明しています。
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