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ホンダが、北米での建設を検討してきた電気自動車(EV)の新工場の立地をカナダとする方向で具体化の段階に入ったことが、23日分かった。カナダ政府などは、地域の雇用創出につながるとして財政支援を検討しているとみられる。世界的に米中勢が先行するEV販売で巻き返しを狙い、重要市場の北米で生産体制を強化する。

北米はホンダの四輪世界販売台数のうち3割程度を占めており、2カ所目のEV生産拠点となる。米オハイオ州の既存工場では、2025年からのEV生産に向けて設備改修を進めている。

北米でEVと燃料電池車(FCV)を合わせた販売比率を30年に40%、40年に100%へ引き上げる目標を打ち出しており、電動化への投資を拡大する。米国のEV購入時の税優遇が北米での最終組み立てなどを要件としていることもあり、現地の生産能力を高める。

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