スペイン・バルセロナで開催された国際会議で講演するテレグラムCEOのパベル・ドゥーロフ氏=2016年2月(ロイター=共同)

 フランス警察は24日、通信アプリ「テレグラム」の創業者で最高経営責任者(CEO)のパベル・ドゥーロフ氏をパリ郊外のルブルジェ空港で拘束した。同氏はロシア出身でフランス国籍を持つ。テレグラムが犯罪の連絡手段に利用されていることを放置した監督責任に関する容疑とみられる。ロイター通信がフランスメディアの報道として伝えた。

 仏当局は拘束についてコメントしていない。ロシア外務省は状況を把握しているとした上で、釈放を求めている。

 ドゥーロフ氏は2013年に兄弟でテレグラムを設立。暗号化に優れ、匿名性が高いとされる。ロシアやウクライナといった旧ソ連諸国で広く使われている。(共同)

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