核兵器廃絶を求める署名国連に届けた高校生平和大使が帰国し、報告会を開きました。長崎市で開かれた報告会で高校生平和大使の22人は現地での活動や、思いなどを報告しました。

メンバーは8月18日に日本を出発し、スイスのジュネーブにある国連欧州本部を訪問して、核兵器廃絶を求める約9万6000筆の署名を提出したほか、軍縮会議を傍聴したり、外交官と意見を交わしたということです。

長崎東高校2年の津田凛さんは「”みなさんが届けた署名は国連においても重要な役割を果たしている。是非この活動を続けてほしい”とおっしゃられていました」と述べています。

意見交換では、ロシアによるウクライナ侵攻や緊迫するパレスチナ情勢を受け、核廃絶に消極的な意見も少なくかったそうです。

長崎西高校2年の大原悠佳さんは「私たちとは意見が異なる人たちと『対話』をし、その人たちの意見、その意見の裏にある背景を知る。このことがとても重要だとわかりました」と述べています。

高校生たちは今後の活動に向けて気持ちを新たにしていました。

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