中国の習近平国家主席(右)とカナダのトルドー首相=インドネシア・バリ島(カナダ首相府提供・ロイター=共同)

カナダ紙グローブ・アンド・メールによると、中国の叢培武・駐カナダ大使が9日に離任していたことが分かった。同紙は「突然だったため、一部の外交関係者に驚きを持って受け止められた」と伝えた。離任の理由は明らかにされていない。

叢氏は2019年に着任した。同紙によると、カナダ外務省や他国の外交団に離任と9日の帰国を通知したという。

18年12月にカナダ当局が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長を拘束し、両国関係は急速に悪化。中国が19年と21年のカナダの総選挙に干渉しようとしていたとの疑惑もあり、関係改善の見通しは立っていない。(共同)

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