アフリカからタイに渡航した男性が「エムポックス」の重症化しやすい新型のウイルスに感染していたことが分かりました。アジアでは初の感染者とみられます。

 タイの保健当局は22日、ヨーロッパ出身の66歳の男性について、従来より重症化しやすいエムポックスの新種への感染が確認されたと発表しました。

 男性は感染が急拡大しているアフリカから中東を経由して14日にタイへ入国後、発熱や発疹の症状が出たということです。

 保健当局は機内で男性の周辺に座っていた乗客ら43人の経過観察を続けていますが、今のところ発熱などの症状は見られないとしています。

 重症化しやすい新たなウイルスはアフリカ以外ではスウェーデンで感染者が判明していますが、アジアで確認されたのは初めてとみられます。

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