(写真はイメージです) GreenThumbShots-shutterstock
<今にも飲み込まれそうな車から、義足の男性と犬を「間一髪」助け出す1人の男性を捉えた映像が話題に>
8月18日、米国コネチカット州で深刻な洪水が発生し、少なくとも2人の命が奪われた。洪水に巻き込まれた男性とその愛犬の救出劇を撮影した動画が、ソーシャルメディアを駆け巡っている
【動画】水没する車から「義足の男性と犬」を救い出す緊迫の瞬間
コネチカット州では、一部の気象学者が「1000年に1度の大雨」と呼ぶ約250ミリの雨が降り、米国立気象局(NWS)はフェアフィールド郡、ニューヘイブン郡、リッチフィールド郡、ハートフォード郡の一部に鉄砲水(フラッシュフラッド)警報を発令した。
AP通信によれば、100人以上が避難し、ネッド・ラモント州知事が非常事態宣言を出した。
突然の洪水に多くの人が不意を衝かれ、ニューヘイブン郡サウスベリーの交差点では車ごと水没しそうになったドライバーもいた。
天気関連ニュースサイト「アキュウェザー」がX(旧ツイッター)で共有した動画では、1人の勇敢な男性が水の中に入っていき、ドライバーとその愛犬を助け出そうとしている。義足を外していたドライバーは、救助者の助けを借りながら車から脱出し、義足を受け取った。
「日曜にコネチカット州サウスベリーで大雨が降り、1人のドライバーが洪水の中で立ち往生した」と、動画の中で説明されている。「『善きサマリア人』がドライバーを助け出し、その後、車に戻ってドライバーの義足と愛犬も救いに戻った。みんな無事だった」
映像の後半では、救出者の男性が車の後部ドアに移動する。男性がドアを開けると、浸水した後部座席に犬がいるのが見える。
米ストリーミングチャンネル「フォックス・ウェザー」は、皆が安全なところにたどり着き、ドライバーは義足を装着し、立ち上がることができた、と動画撮影者のコメントを紹介した。
AP通信も、サウスベリーで男性とその愛犬を助けたルーカス・バーバーという心優しい人物について報じている。ただし本誌は、動画に映っている男性がAP通信の報道で言及された男性と同一人物かどうかを確認できなかった。
今回の嵐は大西洋で猛威を振るうカテゴリー1のハリケーン「エルネスト」とは無関係だが、コネチカット州だけでなくニューヨーク州とニュージャージー州にも豪雨をもたらした。
(翻訳:ガリレオ)
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